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2023.10.11

微細藻類で「地球環境の未来」を創造する技術革新に挑戦 -ツネイシカムテックスとプラチナバイオが共同研究を開始-

ツネイシカムテックスとプラチナバイオ株式会社(本社:広島県東広島市、代表取締役CEO:奥原 啓輔、以下PtB)は、「令和5年度 広島県カーボンリサイクル関連技術 研究開発支援補助金」に採択された「微細藻類ナンノクロロプシスの屋外培養を見据えたラボスケールでの培養条件の検討」事業(以下、本事業)の共同研究をスタートさせました。

この補助金は、広島県がカーボンリサイクル関連技術の研究開発及び事業開発に取り組む事業者等を対象に、広島県内外より研究課題を募集し、採択された研究者に対して「県からの補助金交付」とともに専門家による「研究ステップアップ支援」を行うものです。

ツネイシカムテックスは、西日本最大級の産業廃棄物処理施設を有し、全国から搬入される多種多様な廃棄物の処理を行っていますが、その処理過程で発生する二酸化炭素(以下、CO₂)の排出量削減は喫緊の課題となっています。そこで、両社は藻類の光合成によるCO₂の吸収に着目。排気ガス中のCO₂と熱を藻類の繁殖環境に活用し、PtBがもつ最先端のバイオDX技術である微細藻類ナンノクロロプシス(※1)を用いたCO₂から有用物質を生成する屋外培養系の構築に向けて遺伝子発現解析を行う考えです。
このPtBのバイオDX技術と当社が持つインフラ設備および分析機器、また、それに関係する豊富な知見を集結し、藻類によるCO₂の高効率回収と有効活用を目指します。

両社は微細藻類を介して有用物質を生成するカーボンリサイクルの基盤を確立し、「地球環境の未来」を創るための技術革新に挑戦します。

※1:直径2~5μmほどの小さな海の植物プランクトン


■プラチナバイオ株式会社(PtB)
PtBは、広島大学・山本卓教授らの国産ゲノム編集技術「Platinum TALEN」を核にして設立されたスタートアップ企業です。PtBは、JST共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)等を通じたオールジャパンの産学共創により、ゲノム編集とバイオDX技術の社会実装を推進し、グローバルな社会課題の解決とSDGs達成に貢献します。

代表取締役:奥原 啓輔
設立:2019年8月
所在地:広島県東広島市鏡⼭三丁⽬10番23号
HP:プラチナバイオ、ゲノム編集、共創 | プラチナバイオ株式会社 | 日本 (pt-bio.com)

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