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2025.08.25

CYCLE TREND INDUSTRIES PHILIPPINES INC.が沿岸地域と生態系を守るマングローブ植樹活動に初参加

ツネイシカムテックスのグループ会社であるCYCLE TREND INDUSTRIES PHILIPPINES INC.(以下、CTI Phils.)は、8月2日、フィリピン・ケソン州で開催された工業団地主催のマングローブ植樹イベントに初めて参加しました。

 

フィリピンは東南アジア有数のマングローブ生育地であり、約35種類以上が分布しています。マングローブは、高潮や台風などの自然災害から沿岸部を守る「天然の防波堤」として機能するだけでなく、魚やカニ、貝類など多様な生物の産卵や生育の場となる重要な生態系を形成しています。しかし、1950年代以降の沿岸開発や養殖池化によって多くのマングローブ林が失われました。その結果、沿岸域の災害リスクや漁業資源への影響が深刻化しています。

マングローブの植樹活動は、こうした背景を踏まえ、地域住民を守るとともに、海の生態系を回復させることを目的としています。また、マングローブは地球温暖化の主要因とされるCO₂を、他の樹木よりも多く吸収するため、ブルーカーボン(CO₂吸収源)として気候変動対策にも貢献しています。
イベントには、CTI Phils.の社員8名を含む工業団地の27社・350人が参加し、海岸沿いに2,025本のマングローブを植樹しました。

参加した社員からは、
「マングローブを植えるという素晴らしい目的のために泥だらけになりましたが、貴重な体験ができたことに感謝し、これから何年もかけて成長していくマングローブの植樹に関われたことを誇りに思います」
「チームで協力して作業する中で、自然についての理解や、それを回復するための努力の大切さをより深く実感しました。体力的に大変なこともありましたが、とてもやりがいのある体験でした」
という声が寄せられました。

CTI Phils.は、今後も環境保護につながるボランティア活動へ積極的に取り組んでまいります。

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